写真で人生が変わった人。

デジモノとガジェットが好きなフリーランスカメラマンのライフハック雑記

レザー製品を長く使うためのお手入れ。

こんにちは、TATSUNORI (@t_nby)です。

今日は日頃から使っている革製品を長く使うためのお手入れについてお話しようかなと思います。

レザー製品といえば経年変化によるエイジングで色味が変わったり使用頻度によって、自分が愛用してきた証として全く同じ仕様にならない唯一無二のレザー製品が仕上がる醍醐味があります。

レザー製品の風合いを楽しむためにも最低限のメンテナンスは必要です。その他にもひび割れ、やぶれの防止にも有効です。

私の場合はカメラリュックとショルダーバッグの一部に明るい色のレザーが採用されているので、そちらのお手入れに用いています。

レザー製品に使用するメンテナンス品はクリーム、ワックス、トリートメントなど色々種類がありますが今まで一番品質が良いなと思ったのが「ラナパー レザートリートメント」です。

他にレザーメンテナンスに使用するワックスやクリームで有名所だと、コロニルコードバンコロンブスなどになりますが、この辺りは好みにもなりますので使用している革製品に合わせてセレクトするのが良いかと思います。

ラナパー レザートリートメント

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ラナパー レザートリートメント

ラナパーのレザートリートメントは小さな傷であれば目立たなくなるというのが特徴でレザーを用いているリュックやバッグなどを荷物カゴやベンチなどに置く際、多少なり小キズが付いてしまう事があります。

なので私はレザーバッグ類にはラナパー レザートリートメントを使用しています。リュックの底部が革で覆われているの仕様でして、結構小さな傷や汚れなどが付きやすいのが欠点なのですがそれもエイジングとしての味だと割り切る事にしました。
さすがに大きな傷などが付いてしまうとショックですので、そういった予防の為にもコーティング代わりとして1〜2ヶ月に1度メンテナンスを施すようになりました。

レザー用のメンテナンス品は他にもジェルワックスなどもありますが、どうしても光沢感が出やすいので…マット感が好きな方にはこちらのトリートメントが合うと思います。

革財布バッグベルトなど基本的に本革でしたら問題なく使用出来ますので、革を用いた製品を普段からよく使っている方にはお勧めのクリームです。

コードバンやブライドルレザーなどの高級革製品の場合は専用のレザーメンテナンス商品がありますので、そちらを使用される事をお勧めいたします。

ラナパー レザートリートメントの効果

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ラナパー レザートリートメント 成分

主な効果としては、小傷が目立たなくなる、汚れを落とす、革製品のコーティング保護、艶出し、撥水効果、防カビ、抗菌、補色など革製品にとって大きな効果が期待できる製品です。

ビーズワックス(蜜ロウ=蜜蜂の巣)やホホバオイルといった天然由来成分の素材のみを使用しており、他の石油系溶剤などを使ったトリートメント剤特有のツーンとした匂いないのもメンテナンスを行う際に億劫になる事もないのが嬉しいですね。

他に用意したいレザーメンテナンス品

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必須となる2つは、エスまたはマイクロファイバークロス(革製品用)馬毛ブラシが理想です。ブロアーがあればブラシでの大まかな汚れ落としは省けます。

エスやクロスの主な役割はメンテナンス用のクリームやワックスなどを塗布する前に、小石や繊維が付着していたりする場合があるので、そういった汚れが付着したまま拭き上げたりしてしまうと更に傷が大きくなってしまいますので事前に埃などを除去する必要があります。

ブラシの選び方も重要ですが、革製品はデリケートなので豚毛はなるべく避けたいです。

豚毛ですと性質的に「硬くて鋭い」とレザー製品のメンテナンスには不向きです。逆に馬毛はその特徴として「細くて柔らかい」ので扱いやすく優しく撫でる程度で十分です。

汚れ落としの際でもブラシを用いる事もありますのでポリッシング(仕上げ拭き)の際には出来れば馬毛ブラシを使用したいですね。

本格的なレザーメンテナンスでしたら山羊の毛が理想なのですが、素材的には馬毛と似たような質感で「馬毛より更に細くて柔らかい」ので、とても繊細です。しかし山羊の毛を用いたブラシはとにかく高い。

私も山羊の毛を用いたブラシを所持しておりますが、カメラ製品でしか使用しておりません。レンズのメンテナンスをする際に重宝しますけれども…小型の山羊毛ブラシでも1本1000円単位物凄く高いです。

カメラ関係のメンテナンスについてはまた後日記事にしたいと思います。

メンテナンスの手順

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まずは手入れをしたい箇所の汚れをブラシやブロアーで汚れや埃を落とし、馬毛ブラシで全体的にブラッシングを行い更に汚れを落とします。

その後にトリートメントをスポンジに少し含ませてからレザー部分に塗布し、全体に馴染ませます。塗りムラが出ないように薄く均一に伸ばして乾くまで放置(革製品ごとに異なります)した後にウエスかクロスで乾拭きするだけで、愛着のあるレザー製品のメンテナンスが終わります。

あくまで簡易的なメンテナンスになりますが、防水スプレーを使用したい場合は必ずフッ素系のスプレーを使用してください。シリコン系の防水スプレーを使ってしまうとシミになりやすくなってしまうので、使用している成分には気を付けてくださいね。

本格的なメンテナンスになってしまうと工程が非常に増えてしまうので最低限しか行っていませんが、手入れをしているかしていないかでは革が乾燥する速度が違いますので劣化度に差が出てきてしまいます。

そういった手入れをする事でも愛着が生まれますし、物を大事にする意識も芽生えます。好きな物こそ大切にしたいですものね。